iPhone SE難民はiPhone 7かiPhone 8に乗り換えがおすすめな理由

iPhone SEからiPhone 7/8への乗り換えのすすめ

2018年にリリースされたiPhoneは全部で3機種(iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR)となり一番小さいディスプレイでも5.8インチサイズとなり一気にサイズの大型化が進んでしまった。

期待されていた4インチのiPhone SEの後継機が発売されなかったことで、小型サイズのiPhoneを使っているユーザーはどうすればいいのかと路頭に迷っているかもしれないが答えは簡単だ。iPhone SEを使っている方は4.7インチのiPhone 7/8に乗り換えをすることをオススメする。

ここではiPhone SEユーザーはiPhone 7・iPhone 8に乗り換えで得ることができるメリットについて詳しく解説したいと思う。

Contents

iPhone SEユーザーはiPhone 7・iPhone 8に乗り換えるべき理由

4インチのiPhone SEは取り扱い終了

iPhone SEは4インチディスプレイを搭載したコンパクトモデルとして2017年3月にiPhone 5sのデザインを引き継ぎiPhone 6sとほぼ同じスペックをまとい登場した。

2017年9月にiPhone 7がリリースされたことで端末価格が大幅に下げられて39,800円から買うことができるリーズナブルなiPhoneとして人気が出たが2018年9月にiPhone XS/XS Maxの発表と同時にApple Storeでの取り扱いが終了してしまった。

今でもUQ mobileやワイモバイル、楽天モバイルといった一部のMVNOで購入することが可能だが、基本的に販売は終了したと認識してイイと思う。

iPhone SEが登場してから1年半経過したことで2年を機に新しいiPhoneに乗り換えを検討しいるユーザーも多いのかもしれない。そんな方々は4.7インチのディスプレイを搭載したiPhone 7かiPhone 8に乗り換えるのが賢明な選択肢となる。

iPhone SEよりもiPhone 7・iPhone 8の方がいい理由

画面大きく画質が綺麗に

iPhone SEとiPhone 7・iPhone 8の画面サイズと解像度は以下のとおりで、解像度はどのモデルも同じだが、iPhone 7とiPhone 8は広色域ディスプレイ(P3)に対応しているので表示する色合いが非常に鮮やかで綺麗な液晶ディスプレイとなっている。

iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE
サイズ 4.7インチ 4インチ
解像度 1,334 x 750ピクセル
326ppi
1,136 x 640ピクセル
326ppi
コントラスト比 1,400:1(標準) 800:1(標準)
最大輝度 625cd/m2(標準) 500cd/m2(標準)
カラー規格 広色域ディスプレイ(P3) フルsRGB
True Tone 対応 非対応
3D Touch 対応 非対応

iPhone SEも十分に綺麗な液晶ディスプレイだがiPhone 8やiPhone 7の液晶と比べると画質が劣っていることが十分に確認することが可能だ。

実際にiPhone 7/8とiPhone SEを並べて液晶画面を撮影してみた。

iPhone SEとiPhone 7 画面の綺麗さの違い

あまり違いが分からないかもしれないが。iPhone SEの液晶よりもiPhone 7/8の液晶の方が色合いが濃くて綺麗な表現ができている。実際に比較すると画質はiPhone SEよりもiPhone 7/8の方が良いことが分かる。

Instagramでカッコイイ写真を探すことが多い方はiPhone 7/8の画面を使うことでより満足感を得ることができるだろう。

一度に表示できる情報量が多い

また、4インチから4.7インチに画面サイズが大きくなり解像度が高くなることで、一度に表示することができる情報が増えることになる。例えば、Yahooのトップページで比較してみるとiPhone SEだと3つのニュースしか一度に表示できていないのに対してiPhone 7・iPhone 8なら5つのニュースを表示することができる。

iPhone 4.7インチと4インチの情報量

YouTubeの画面もiPhone 8/7ならより大きく表示することができる。

Youtube iPhone SEとiPhone 7/8 表示の違い

近年はInstagramで写真を見たりYouTubeで動画を見るということも増えてきているので、コンテンツを楽しむのなら4インチの小さい画面のiPhone SEよりも4.7インチの画面が大きいiPhone 8/8の方が圧倒的にいいだろう。

ステレオ音声を再生できる

また、動画コンテンツを楽しむことが多い場合はスピーカーにも注目をしてほしい。

iPhone SEはモノラル音声しか再生することができず全体的な音量も小さいので動画を見ていても臨場感を味わうことはできない。

しかし、iPhone 7とiPhone 8はレシーバー(受話スピーカー)を利用することで、ステレオ音声の再生を可能としているのだ。iPhone 7で搭載されたステレオオーディオシステムだが、iPhone 8ではさらに改良され音量レベルが向上し、より迫力のあるサウンドを楽しむことができるようになった。

本体が薄く手に馴染むデザイン

iPhone SEは確かにコンパクトでモバイル性能に長けたスペックであることは間違いないが、画面が小さく意外と文字入力をするときに誤タップしてしまうこともあるので、iPhone 8・iPhone 7くらいの画面の広さがあったほうが使い勝手は良いように感じるのだ。

iPhone SEの本体は角ばったデザインとなっており、現在のiPhoneの丸みを帯びたデザインとは異なるものとなっている。意外かもしれないが本体の厚みで比較するとiPhone SEよりもiPhone 8/7の方が薄くなっている。

iPhone 7/8とiPhone SE 本体の厚み

実際に使ってみれば分かるが、4.7インチサイズのiPhoneは薄くて丸みを帯びていてコンパクトにまとまっているので、手で持った時の感触がiPhone SEよりも手に馴染むので意外と使いやすいデザイン設計になっている。

iPhone 7/8とiPhone SE デザインの違い

iPhone SEは片手でも画面端まで指が届くので操作性は抜群に良い。

iPhone SE 片手操作

しかし、4.7インチのiPhone 7・iPhone 8でも十分に片手操作するのが可能な大きさなのだ。

iPhone 7・iPhone 8 片手操作

確かに一番上右の部分はアクセスしにくいかもしれないが、そもそも画面の右上をタップすることはほとんどないのであまり気にしなくてもいいだろう。むしろ、本体の厚みが薄くて丸みのあるデザインのiPhone 7やiPhone 8の方が手で握った時の感触がよく使いやすい。

個人的にはiPhone SEは片手操作はしやすいかもしれないが、文字入力画面がとても狭く文字入力の時に誤タップをしてしまうことがある。しかし、iPhone 7/8は画面が大きいのでキーボード画面の広さに余裕があり、誤入力することが大幅に減らすことも可能なのだ。

動作が速く快適に

iPhone SEのCPUプロセッサはiPhone 6s世代に搭載されていたA9チップとなっている。

もちろん、まだまだ現役でバリバリ使うことができるプロセッサで2020年にアップデートされるiOS 14まではおそらく問題なく使うことが可能だ。

  • iOS 12:A7チップ以降のモデル
  • iOS 13:A8チップ以降のモデル?
  • iOS 14:A9チップ以降のモデル?

つまり、あと3年以上はiPhone SEを現役で使うことができる計算になる。しかし、ちょっと待ってほしい。iPhoen SEをたまに使って思うのがアプリの起動や動作が若干遅いと感じるだ。

各プロセッサの性能のスコアを比較してみた。

iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE
プロセッサ A11 Bionic A10 Fusion A9
RAM 2GB LPDDR4X 2GB LPDDR4 2GB LPDDR4
シングルコアスコア 4221 3400 2395
マルチコアスコア 10116 5724 4141
GPU(Metal) 15121 12737 10346

A9プロセッサのiPhone SEとA10 FusionプロセッサのiPhone 7はあまり性能差がないが、A11 BionicのiPhone 8は倍以上の性能差があり、とにかく快適にアプリが動作するのでストレスというものとは無縁の世界でiPhoneを使うことが可能となる。

SNSを使うくらいでは差を感じることはできないかもしれないが、グラフィックを多用するゲームなら起動速度が速いなどの恩恵を受けることができるだろう。

電子マネー決済ができる

iPhoneはiPhone 7/7 Plusではじめて日本の電子マネーに対応したので、iPhone SEからiPhone 7・iPhone 8に乗り換えをすることで、Apple Payに対応しているクレジットカードをiPhoneに登録をして商品の支払いをする時にiPhoneを使って決算をすることが可能となっている。

また、Suicaなどの交通エクスプレスカードにも対応をしているので、電車やバスの運賃をiPhoneを使って簡単に決済をすることが可能となっている。

電子マネー決済をすることができるというメリットだけでもiPhone SEからiPhone 7・iPhone 8に乗り換える大きな理由になるのではないだろうか。

私が住んでいる地域は独自の交通カードが使用されているのでSuicaを使うことができない。

しかし、たまに東京などに行くことがあるのでiPhoneでSuicaを利用している。

たまにしか行かないからこそSuicaをiPhoneに登録をしておくことで、運賃を気にしないで電車やバスに乗ることができるので移動ストレスを大幅に減らすことが可能となっている。

ちょっとした水没からiPhoneを守ることができる

iPhone 7とiPhone 8はIP67等級の耐水防塵性能を持ち合わせている。

iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE
等級 IP67
耐水 水深1メートルで
最大30分間の耐水性能
防塵 内部に粉塵が混入しない防塵性能

iPhone SEは耐水性能がないのでトイレの中などに誤って落としてしまったら故障してしまうが、iPhone 7・iPhone 8であれば誤って湯船の中に落としてしまったとしても水没で壊れない可能性が高くなるのだ。

水没しても壊れないと断言することができないのは防水ではなくあくまで耐水だからだ。Appleは水深1メートルで最大30分間の耐水性能を持っていると公言しているが、水没でiPhoneが故障してしまった場合は保証期間内であっても対象外となっている。

つまり、もしもの事故の時に壊れるリスクを減らすことができると認識しておいたほうがいいだろう。とはいえ、iPhone SEよりもiPhone 7・iPhone 8の方が水没による故障リスクを大幅に減らすことができるのは間違いない。

カメラの画質が良い

iPhone SE、iPhone 7、iPhone 8のリアカメラは1200万画素のカメラを搭載しているが、各モデルでイメージセンサーの世代が異なるので新しいiPhone 8のカメラが一番画質が良くなっている。

iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE
リアカメラ 1200万画素
レンズ f/1.8 f2.2
手ブレ 光学式手ぶれ補正
フロントカメラ 700万画素 120万画素

さらにiPhone 7はf/1.8の明るいレンジと光学式手ぶれ補正を搭載しているので、手ブレに強く暗い場所でも綺麗に写真を撮影することが可能となっている。光学式手ぶれ補正は動画撮影時にも強力にサポートしてくれるので、お子さんの運動会などの動画撮影を滑らかに撮影することができるだろう。

Touch IDの認識速度が速い

iPhone SE、iPhone 7、iPhone 8はホームボタンに内蔵された指紋認証・Touch IDを使うことで画面ロック解除やApple Payの支払い決済をすることができるようになっている。

あまり知られていないかもしれないが、iPhone 7とiPhone 8に搭載されているTouch IDはiPhone SEのものよりも認証速度が改善した第2世代のものが採用されている。

iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE
認証方式 指紋認証
仕様 第2世代の指紋認証センサー(Touhc ID) 指紋認証センサー(Touhc ID)

認証速度は驚くほどiPhone 7・iPhone 8の方が速い。そこまで急いで画面ロックしないよと思うかもしれないが、この速度に慣れてしまうとiPhone SEのTouch IDに戻ることはできないだろう。

端末価格は高くなる

iPhone SEは過去に発売されたiPhoneの中ではバーゲンセール価格ともいえる39,800円で買うことができた。しかし、現在はiPhone SEの販売が終了したことで一番安く買うことができるのがiPhone 7の50,800円ということになってしまう。

iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE
32GB 50,800円 39,800円
64GB 67,800円
128GB 61,800円 44,800円
256GB 84,800円

とはいえ、iPhone XSの発表前まではiPhone 6sが50,800円で販売されていたので、より性能の高いiPhone 7が50,800円で買うことができるのはかなり安いのではないだろうか。

iPhone SEとiPhone 7/8

まとめ:iPhone 7・iPhone 8に乗り換えよう!

iPhone SEが登場してから2年が経とうとしているので、そろそろ新しいiPhoneに乗り換えを検討しているユーザーも多いだろう。iPhone SE 2が今後リリースされるかどうかは不透明だが、現在は4インチモデルがラインナップから姿を消しているのは事実だ。

どうしても4インチサイズのiPhoneじゃないと駄目なんだという理由があるのならバッテリー交換などをして延命して使い続けることをオススメするが、基本的にはiPhone SEからiPhone 7やiPhone 8に乗り換えた方が得ることができるメリットの方が大きいと感じている。

特にカメラの画質の良さやSuicaなどの電子マネー決済による支払い、耐水機能などはiPhone SEでは得ることができない機能だ。iPhone SEからiPhone 7やiPhone 8に乗り換える子で生活を快適にしてくれるのでiPhone SEを使っている方は検討してみてはいかがだろうか。

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