新型MacBook Air 2018(13インチ)のスペック、デザイン、価格、発売日について

新型13インチ MacBook Airはどんなモデルに?

新型13インチ MacBook Airはどんなモデルに?

現在販売されている13インチMacBook Airは2015年3月10日にIntel 第5世代Broadwellプロセッサを搭載しリリースされたもので、すでに3年以上もアップデートがされていない状況が続いている。

そんな中で2018年秋に新型の13インチMacBook Airがリリースされる可能性があるとBloombergが報じている。以前から12インチMacBookの13インチモデルが登場するという情報は何回も出てきているが、2018年秋に登場すると噂されるモデルは果たしてどのようなモデルになるのだろうか。

追記:2018年10月30日にAppleが発表会を開催することを明らかにした。新型の13インチMacBook Airが登場することになるのだろうか?

→Appleが新型となる13インチMacBook Air 2018を正式発表した。11月7日に発売することを正式発表した。

Contents

新型13インチMacBook Air 2018のスペック

デザインはMacBookを踏襲へ

2018年にリリースされるという13インチMacBook Airは完全刷新されてMacBookをベースとしたデザインが採用されている。

13インチ MacBook Air 2018

基本デザインは現行モデルと同じになると見られていたが、完全刷新されて現行の12インチマックブックをベースとしたデザインとなることが明らかになった。

ポートは従来のUSB-AやHDMIポート、Magsafe、SDカードスロットはMacBookのように全てを廃止してUSB-Cポート(2つ)とヘッドフォンジャックのみになった。現在の13インチMacBook Airは大量購入をする教育機関を想定したモデルとなっているのでUSB-Cの採用は見送られるのではないかと思っていたが、バッサリとUSB-Cポートに移行を果たすことになった。

その対策なのか、旧型モデルのMacBook Airは継続販売されているので、どうしても旧ポートを使いたい場合はそちらを選ぶことはできる。

Retinaディスプレイを搭載

新型の13インチMacBook AirはついにRetinaディスプレイを搭載しドットが見えていた文字も綺麗に表示することが可能となっている。解像度はMacBook Pro 13インチと同じ2,560 x 1,600ピクセルとなっており、他のMacBook Proと同じように作業をすることができる。

MacBook Air retinaディスプレイ

ただし、カラー規格はP3には対応せずにsRGBに留まっており色合いの深さは12インチMacBookと同じレベルのディスプレイとなっている。MacBook ProのRetinaディスプレイよりも性能は劣るとはいえ十分に綺麗な表示をすることが可能で、旧型のMacBook Airから乗り換えたユーザーは画面の綺麗さに驚くことは間違いないだろう。

新型の13インチMacBook Airの本体サイズは13インチMacBook Proと同じサイズとなっており画面のベゼル幅も非常に狭くなっている。

Touch ID搭載型のキーボードを搭載

新型の13インチMacBook Airは第3世代のバタフライ構造のキーボードを搭載している。Touch Barは搭載せず従来のファンクションキーとなっており電源ボタンは指紋認証・Touch IDを搭載しているのが大きな特徴となっている。

13インチMacBook Air キーボード

Touch IDの大きさに合わせたためかファンクションキーの大きさが12インチMacBookや13インチMacBook Proに採用されているキーよりも縦に長くなっているので、タイピングがしやすくなっているのではないだろか。

左:新型MacBook Air、右:MacBook Pro

縦にキーボードの大きさが長くなっているのが分かる。また、トラックパッドもちょっとだけ小さくなっているように見える。macOSは非常に優秀なOSなので指が触れて誤動作することは滅多にないが、それでもたまに誤動作することがあるので個人的には少し小さくなったトラックパッドが魅力的に見える。

CPUは第8世代Kaby Lake Refreshプロセッサを搭載か

現行の13インチMacBook AirはIntelの第5世代Core(Broadwell)プロセッサが搭載されており、かなり世代遅れのスペックとなっているが、新型の13インチMacBook Airは最新の第8世代Core(Amber Lake)プロセッサを搭載している。

このプロセッサは14nmプロセスルールで製造されたもので、Core i5-8210Yという型式のプロセッサが採用されていることが明らかになっている。

「Core i5-8210Y」は12インチMacBookに採用されているCore M系「Yシリーズ」と呼ばれる超低電圧プロセッサとなっており、従来のMacBook Airに採用されていたUシリーズよりも性能が抑えられたものになっている。

つまり、Core i5という名称をまとったCore Mプロセッサなのだ。13インチMacBook Pro 2017に採用されているCore i5-7360Uは15Wで駆動しているが、Core i5-8210Yは7.5Wで駆動しているそうだ。同じCore i5プロセッサでも消費電力が違うということは性能もかなり異なることになるだろう。

参考までに12インチMacBook 2017と13インチMacBook Pro 2017に採用されているCPUプロセッサの性能を比較してみよう。

12インチMacBook 2017 13インチMacBook Air 2017(旧) 13インチMacBook Air 2018(新) 13インチMacBook Pro 2017
CPU Core m3-7Y32 1.2GHz Core i5-5350U 1.8GHz Core i5-8210Y 1.6GHz Core i5-7360U 2.3GHz
TDP 4.5W 15W 7W 15W
シングルコア
スコア
3526 3335 ? 4313
マルチコア
スコア
6654 6120 ? 9071

新型の13インチMacBook Airに採用されているCore i5-8210Yは12インチMacBookのCore m3-7Y32の上位プロセッサとなるので、性能的には旧型のMacBook Airのよりも性能が高くなっているはずだ。なので、超低電力のプロセッサが搭載されているからといって性能が低すぎて困るということはないと思う。

動画編集など負荷のかかる作業をする予定がないのであれば新型の13インチMacBook Airを選んでおけば問題ないように思う。

価格は12インチMacBookよりも安い

新型の13インチMacBook Airは128GBモデルが134,800円〜となっており12インチMacBook(256GB)の142,800円よりも8,000円安く買うことができる。ただし、この金額はストレージ容量が128GBで、新型13インチMacBook Airの256GBモデルだと156,800円となるので実質14,000円ほど高いので注意をする必要があるだろう。

12インチMacBook 2017 13インチMacBook Air 2017(旧) 13インチMacBook Air 2018(新) 13インチMacBook Pro 2017
128GB 98,800円 134,800円 142,800円
256GB 142,800円 120,800円 156,800円 164,800円
512GB 175,800円 142,800円 178,800円 186,800円
1TB 230,800円
1.5TB 266,800円

ストレージ容量が128GBだが13インチのRetinaディスプレイモデルが134,800円で買うことができるので容量をあまり必要としないユーザーは選びやすくなるのではないだろうか。

なお、教育機関やお金をあまり自由に使うことができない学生は引き続き98,800円の旧型の98,800円で買うことができるMacBook Airを選ぶことができるので、逃げ道はしっかりと確保しつつ新型モデルで完全Retinaディスプレイ化を果たすことになる。

発表日と発売日

新型13インチMacBook Airは2018年10月にイベントを開いて発表し2018年内にもリリースされるとみられている。9月のiPhoneの発表会では登場しないとのことだが、 MacBook Airだけの発表だけではなくiPad Proも10月のイベントで発表される可能性はあるのかもしれない。

2018年10月30日午後11時より発表会開催へ

追記:日本時間2018年10月30日午後11時よりAppleがスペシャルイベントを開催することを発表した。ここでは新型のiPad Pro 2018が発表されると見られているが、合わせて13インチMacBook Airの後継機が登場するのではないかという憶測も上がっている。

追記:当スペシャルイベントで新型13インチMacBook Airが正式に発表され即日予約開始となった。2018年11月7日に発売が開始される。

MacBook Airだけではなくしばらくアップデートしていな買ったMac miniのモデルチェンジされた。新型のMac miniについてはプロ向きの仕様になるとティムクックCEOが公言していたとおり、最大で6コアのCPUを選択することが可能となっている。

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